宮古市議会 > 1998-06-12 >
06月12日-05号

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  1. 宮古市議会 1998-06-12
    06月12日-05号


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    平成10年  6月 定例会          平成10年6月宮古市議会定例会会議録第5号第5号平成10年6月12日(金曜日)---------------------------------------議事日程第5号 日程第1  議案第6号  平成10年度宮古市一般会計補正予算(第1号) 日程第2  議案第7号  平成10年度宮古市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 日程第3  議案第8号  平成10年度宮古市老人保健特別会計補正予算(第1号) 日程第4  議案第9号  平成10年度宮古市下水道事業特別会計補正予算(第1号) 日程第5  議案第10号 宮古市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 日程第6  議案第11号 宮古市乳幼児、妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例 日程第7  議案第12号 宮古市国民健康保険条例の一部を改正する条例 日程第8  議案第13号 宮古市固定資産評価員の選任に関し同意を求めることについて 日程第9  発議案第4号 総務常任委員会における情報公開制度の調査研究について 日程第10 請願第2号  消費税減税と食料品非課税に関する請願              (総務常任委員会委員長報告)       請願第3号  恒久的所得減税等に関する請願              (総務常任委員会委員長報告) 日程第11 請願第1号  義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願              (教育民生常任委員会委員長報告)       請願第6号  介護保険実施に関する請願              (教育民生常任委員会委員長報告) 日程第12 請願第5号  医療保険制度の連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実に関する請願              (教育民生常任委員会委員長報告) 日程第13 請願第4号  労働時間及び雇用に係る労働契約など、労働法制の抜本改正に関する請願              (経済常任委員会委員長報告) 日程第14 陳情第1号  国民本意の公共事業と建設行政の民主化に関する陳情              (建設常任委員会委員長報告) 日程第15 意見書案第3号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書 日程第16 意見書案第4号 介護保険実施に関する意見書---------------------------------------本日の会議に付した事件 上記日程のとおり出席議員(28名)   1番   千葉胤嗣君           2番   田頭久雄君   3番   三上 敏君           4番   中嶋 榮君   5番   山口 豊君           6番   近江勝定君   7番   沢田 勉君           8番   平沼 健君   9番   蛇口原司君          10番   中野勝安君  11番   佐々木武善君         12番   工藤 勇君  13番   中里栄輝君          14番   竹花邦彦君  15番   岩間 久君          16番   松本尚美君  17番   岩間 弘君          18番   城内愛彦君  19番   山野目輝雄君         20番   千束 諭君  21番   永浦奎輔君          22番   野沢三枝子君  23番   田中 尚君          24番   山崎時男君  25番   成ケ沢仁明君         26番   坂下正明君  27番   大久保 博君         28番   前川昌登君欠席議員(なし)---------------------------------------説明のための出席者  市長       熊坂義裕君       助役       小原富彦君  収入役      長門孝則君       総務企画部長   鈴木英夫君  総務課長     佐々木岩根君      企画調整課長   細越雅佐浩君  財政課長     西野祐司君       税務課長     君沢清吾君  生活福祉部長   吉田 武君       地域福祉課長   岡田光彦君  健康推進課長   小本 哲君       市民生活課長   大森 翼君  環境保全課長   白根 進君       教育長      中屋定基君  教育次長     鼻崎正亀君       産業振興部長   松田辰雄君  商工観光課長   宇都宮 満君      農林課長     浦野光廣君  水産課長     制野忠彦君       都市整備部長   伊藤行雄君  建設課長     鈴木健市君       都市計画課長   三浦 章君                       農業委員会  下水道課長    大久保金雄君               腹子哲男君                       事務局長  監査委員事務局長 刈屋敏彦君       水道事業所長   菊池淳雄君---------------------------------------議会事務局出席者  事務局長     田鎖勇平        事務局次長    坂本邦雄  議事係長     山口 周        速記員      駒井和子 △開議              午後1時01分 開議 ○議長(蛇口原司君) ただいままでの出席は28名でございます。定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 議案第6号 平成10年度宮古市一般会計補正予算(第1号) ○議長(蛇口原司君) 日程第1、議案第6号 平成10年度宮古市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 鈴木総務企画部長。             〔総務企画部長 鈴木英夫君登壇〕 ◎総務企画部長(鈴木英夫君) 議案集の2でございます。6-1ページをお開き願います。 議案第6号 平成10年度宮古市一般会計補正予算(第1号)についてご説明をいたします。 第1条は歳入歳出予算の補正でございます。既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2億 7,506万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 190億 3,026万円とするものでございます。 第2条は地方債の補正でございます。 平成10年6月12日提出。宮古市長、熊坂義裕。 歳出からご説明をいたします。 6-10から11ページでございます。 2の歳出、2款総務費、1項総務管理費、1目の一般管理費に 240万 9,000円の補正でございます。歳出は9節の旅費に 240万 9,000円、研修旅費でございますが、これは厚生省の生涯福祉課へ、今、市の職員1人を派遣研修してございます。2年間の予定ですが、これの赴任旅費、滞在費でございます。 それから、2目の文書広報費に47万円、19節の負担金補助及び交付金に47万。全国マルチメディア祭98inいわて・宮古フォーラム実行委員会負担金でございます。これは全国的な地域情報化を推進するため、郵政省が中心となって毎年開催しているものでございます。本年は9月5日、6日、県内8会場でフォーラム等が開催されるものでございます。宮古会場はフォーラムが市民会館、関連のイベントが総合体育館で開催される予定でございます。 次に、6目の企画費に 1,107万 9,000円。9節の旅費、11節の需用費でございますが、これは出崎地区の整備計画策定にかかる先進地調査等の事務費でございます。それから、19節の負担金補助及び交付金 1,070万でございます。宮古広域連携振興協議会負担金 116万円でございます。これは宮古広域管内の7市町村と宮古の振興局、それから岩泉の合同庁舎9ヵ所をテレビで結ぶ広域行政テレビ会議システムを整備して、情報のネットワーク化を図るというものでございます。 次に、人にやさしい低床バス導入事業補助金 332万円でございます。これは県北バスが導入するスロープつきの低床バス、車両標準価格を超える部分、いわゆるオプション部分を国が2分の1、残りの2分の1ずつを県と市が補助するものでございます。宮古駅と宮古病院間を運行するというものでございます。 次の、オーケストラと歌う会助成金60万でございます。ふるさと創生基金の活用事業でございますが、宮古市で交響曲を演奏する会に対する補助でございます。各学校の子供たちに音楽とのふれあい、楽器とのふれあいの場を設けることによって、青少年の健全育成を図るというものでございます。 それから、サマーポートフェスティバル開催事業補助金 500万でございます。これは実行委員会に対する補助でございますが、昨年も出崎埠頭で開催いたしました海の駅の社会実験に続きまして、本年は7月24日から26日にかけまして、若者の集う港づくりをテーマに各種イベントを行うものでございます。 それから、星めぐりホタルコンサート開催事業補助金62万円でございます。これも実行委員会に対する補助でございますが、閉伊川のふれあい公園野外ステージで、本年度は牧庵鞭牛の道路開削をテーマにコンサートなどを開催するものでございます。 次の11目の諸費に6万 8,000円。23節の償還金利子及び割引料に6万 8,000円は、国庫支出金等、これは福祉関係の精算による返還金でございます。 次に3款の民生費、1項の社会福祉費、1目の社会福祉総務費に 111万 6,000円。13節の委託料に 111万6,000 円ですが、精神薄弱者通勤寮、これは水沢の施設でございますが、1名入所による措置費委託料でございます。 次に、国民年金費 149万 1,000円。賃金から役務費、事務費でございますが、これは国民年金の収納特別対策事務費が、国の補助が決定したことによる補正でございます。 次の5目の老人福祉費に 407万 8,000円の補正でございますが、これらの経費は平成12年度の介護保険制度の導入に向けての事前準備のモデル事業の事務費でございます。主なものを申し上げますと、8節の報償費223 万 7,000円、介護認定審査会委員の謝礼金等となってございますが、これは介護認定審査委員の謝礼5人分の4回。それから介護認定の調査員の謝礼5人分などでございます。 9の旅費98万 4,000円。これも介護支援専門員の資格を受けるための受験関係の旅費でございます。 その他、需用費、12節の役務費がございますが、介護保険の広報関係に要する事務費でございます。 次の6目の医療給付費に 1,390万でございますが、12、13節は事務費でございますけれども、20節の扶助費に 1,300万、これは乳幼児の医療給付費が本年8月1日から、これまで2歳未満児までのものを4歳未満児までに引き上げた、実際の支払いは10月からになりますが、半年分の医療費の補正でございます。 次に、4款衛生費、1項保健衛生費、1目の保健衛生総務費に 228万円。1節の報酬に 228万。看護婦の報酬でございますが、在宅、寝たきり老人等の訪問指導の2人分の報酬でございます。 3目の環境衛生費 555万円。19の負担金補助及び交付金の 555万は、合併処理浄化槽の補助金でございます。当初予算で20基計上してございましたが、希望者が多いことから経済対策で10基分追加するものでございます。 次の12節の役務費7万円の手数料でございますが、これは雫石の 245TKの除草剤、埋設地周辺の土壌調査でございますが、これのうち宮古市負担分でございます。 次のページをお開き願います。 6款農林水産業費、1項の農業費、3目の農業振興費に 4,733万 8,000円。9の旅費、11の需用費は、山村振興事業の事務費でございます。16の原材料費40万 4,000円、種苗購入費ですが、田代のふれあい農園にハーブ、ブルーベリー園を整備する苗の購入でございます。19節の負担金補助及び交付金 4,642万円、花卉有望品種栽培普及事業費補助金 150万でございますが、これは宮古農協に対する補助でございますけれども、りんどうの適正調査、栽培普及に要する費用 200万に対しまして4分の3助成するものでございます。 次のふるさとの味伝承事業補助金10万円、これは宮古市生活改善グループ連絡研究会に対しまして、郷土料理の伝承普及事業に対して助成するというものでございます。 次のりんごわい化栽培等緊急推進対策事業補助金 935万 8,000円でございますが、これは崎山のりんご生産組合に対しまして、りんごのわい化栽培、優良品種に改植する費用 1,336万 8,000円に対して国、県合わせて10分の7を補助するものでございます。 次のピーマン選果自動定数包装施設整備事業費補助金 2,857万 2,000円でございます。岩手宮古農協に対する補助でございますが、農家労働力の軽減と生産規模拡大のための自動選別機、袋詰め等の施設整備費 5,133万 8,000円に対して補助するものでございます。 次の新規作物振興事業費補助金 609万円。これも宮古農協に対する補助でございますが、ピーマン、りんどうの振興を図るため、簡易ビニールハウス13棟などの生産施設整備費 913万 6,000円に対しまして3分の2補助するものでございます。 次の中山間地域総合整備事業費補助金30万、これは長沢地区の中山間地域総合整備事業推進委員会に対します補助でございます。農林業のリーダー育成事業費に対して補助するものでございます。 次の農業経営育成対策推進事業費補助金、岩手宮古農協に対する補助でございますが、担い手、経営、技術研修等に要する費用に補助するものでございます。 次の6目の国土調査費 376万円。7から13節まで国土調査費にかかる補助決定に伴う補正でございます。 次の林業費、2目の林業振興費に 7,028万円でございます。9節から14節までは事務費関係でございますが、15節の工事請負費 6,869万 9,000円、連絡道の小角柄笹見内線の整備工事費。8年度から進めておりますが、本年度 380mの道路開設、全線 1,600mを舗装する費用でございます。 次の水産業費の2目の水産業振興費 6,824万 3,000円。9節、11節は事務費でございますが、19節の負担金補助及び交付金 6,786万円、イワガキ種苗生産養殖試験事業補助金50万ですが、これは宮古漁協に対する補助でございます。種苗生産、養殖試験の資材器具の整備費 210万円に対して助成するものでございます。次の特定海域栽培漁業定着強化事業補助金 569万円でございますが、これは宮古漁協、重茂漁協に対する補助ですが、エゾアワビの中間育成等に要する経費に対する補助でございます。 次の漁労等作業管理休養施設整備事業補助金 6,167万円、これは重茂漁協が実施します定置網の番屋1棟でございますが、373.47平米の整備費 8,810万円に対しまして10分の7、国が10分の5、県と市が10分の1ずつ補助するものでございます。 次のページをお開き願います。 7款の商工費、1項商工費、2目の商工業振興費に 187万円。19の負担金補助及び交付金に 187万円、商店街のクリーンアップ事業補助金でございます。これは末広町の商店街が実施する事業でございますが、末広町の末広亭、空き店舗を利用した施設でございますが、ここの店頭に空き缶回収機を設置いたしまして、回収と引きかえにポイントカードを発行する。このことによって商店街のクリーンアップ、集客のアップ、リサイクルの推進を行うというものでございます。 次の3目の観光費に 350万円でございます。9節から13節の講演委託料までは地域活性化事業の調整費 300万でございますけれども、平成11年が宮古港海戦から 130周年になる。その前年に当たりまして本年度記念講演会等のプレイベントを開催するものでございます。13節の委託料の宮古エリア周遊型観光バス運行委託料50万でございますが、これは地方振興局が三鉄の仙台直通列車運行期間の7月26日から8月16日までの毎日、その後8月17日から9月30日までの土曜日に試験運行するものでございます。これに合わせて市は観光バスの運行の宣伝、PR関係を観光協会に委託するというものでございます。 次に、8款の土木費の1項土木管理費、1目の土木総務費に 218万 6,000円。19節の負担金補助及び交付金に 200万ですが、三陸沿岸地域の高速道路整備促進東京大会の負担金 200万です。これは三陸沿岸都市会議、八戸から気仙沼までの7市で構成してございますが、7月18日に東京で沿線の市民、在京ふるさと会など、1,000 人規模の決起大会を開催する。これに対する費用に対して各市が 200万ずつ負担するというものでございます。旅費の18万 6,000円は関係の旅費でございます。 次の2項の道路橋りょう費、道路新設改良費に 3,088万円でございます。事業決定による補正でございますが、4節から11節までは事務費ですけれども、17節の公有財産購入費 2,667万 7,000円、磯鶏の中谷地1号線の道路用地買収費、これは法面保護のための買収費 224平米でございます。それから岸ノ前ラントノ沢線の第2工区の道路用地取得費 2,105万 8,000円。これも事業決定によるものですが、墓地等の、失礼しました用地買収費でございます。次の22節の補償補填及び賠償金 280万 3,000円。工作物移転補償は中谷地が27万 1,000円、岸ノ前ラントノ沢線が 253万 2,000円、墓地等の移転にかかる費用でございます。 次のページをお開き願います。 5項の都市計画費、5目の都市下水路費に90万の補正でございます。これは修繕料でございますが、千徳の板屋都市下水路の水門の開閉機が故障しましたので、この開閉機の取りかえ工事費でございます。 住宅費、2目の住宅管理費に 161万 1,000円でございます。この関係は市営住宅の明渡請求訴訟委託料が大きいわけですが、3月議会で議決をいただきました市営住宅使用料の滞納者に対する訴え提起前の和解申し立てに対しまして、5件のうち4件が即決和解いたしております。残る1件につきまして訴訟を起こす委託料でございます。旅費、需用費は関係の事務費でございます。 10款教育費、1項教育総務費、2目の事務局費に34万 1,000円、9節の旅費に34万 1,000円は、市内中学校の英語教師は、アメリカのアーラム大学から派遣をお願いしておりますが、この7月で帰国いたします。新任の先生を引き続き招聘するという関係の旅費でございます。 次の3項の中学校費、1目の学校管理費に10万円、積立金10万でございますが、災害共済金が入りました分を積み立てるというものでございます。 2目の教育振興費の5万円は、特殊教育就業奨励通学委託料、1名増による補正でございます。 それから、4項の特殊学校費 100万円でございます。13の委託料に 100万でございますが、はまゆり養護学校耐力度調査委託料、県立移管に伴う高等部設置のため、特別教室等を解体する財産処分の手続上、耐力度を調査するものでございます。 次のページでございますが、5項の社会教育費、1目の社会教育総務費に40万円、8節から12節までございますが、これはいきいきコミュニティー体験事業という補助の決定に伴うものでございますが、津軽石地区、宮古地区の小中学校を対象に、青少年の健全育成のための家庭、学校、地域の連携のもとに郷土芸能の伝承活動、福祉活動などを行うものでございます。 6項の保健体育費、保健体育総務費に9万円、負担金9万円でございますが、中学校総合体育大会の剣道大会の補助金。7月18日から19日に宮古市で開催されるものに対しての補助金でございます。 以上が歳出でございますが、次に歳入でございます。 6-4から5ページでございます。 歳入、12款の国庫支出金、2項の国庫補助金、1目の民生費国庫補助金に54万 7,000円、在宅精薄者の福祉対策、これは水沢の通勤寮に入る分の措置費1名分でございます。 衛生費国庫補助金に 185万円、合併浄化槽の設置費に対して10基分補助金が決まったものでございます。 6目の教育費国庫補助金2万 5,000円、宮古一中の通学委託でございます。 それから、国庫支出金の3項の委託金、民生費の委託費に 396万 4,000円。基礎年金等の事務に、これは収納特別対策事務費が決まったというものの補正でございます。 それから、県支出金にまいりまして、2項の県補助金、1目の総務費県補助金に 616万円、5節の人にやさしい低床バス導入事業 166万円、対象経費の4分の1でございます。6の地域活性化事業 450万、活性化調整費でございますが、サマーポートフェスティバル、星めぐりコンサート事業にそれぞれ補助が決まったものでございます。 それから、民生費の県補助金 932万円、14の乳幼児医療給付費 632万円は対象年齢の引き上げ分でございます。それから、34節の高齢者介護サービス 300万、介護保険のモデル事業に対して 300万の補助でございます。 それから、3目の衛生費県補助金に 185万円、合併浄化槽の設置10基分でございます。 それから、農林水産業費の県補助金に1億 4,879万 5,000円、12の経営体育成型林業構造改善 4,914万円、小角柄整備事業でございます。 いずれも補助が決定したものでございますが、国土調査事業に 280万、新岩手農業再編総合事業、ピーマン、りんどうの生産施設の関係でございます。地域活性化事業はイワガキ種苗生産、山村振興関係は田代のふれあい農園のハーブ関係でございます。29の特定海域栽培強化事業、これはエゾアワビの中間育成関係に対する補助でございます。32の沿岸漁業活性化構造改善、重茂漁協の番屋の整備費に対する補助でございます。33節の農業生産体制強化総合推進対策事業、わい化りんごの栽培関係、あるいはピーマンの自動選定関係に対する補助でございます。 9目の商工費県補助金 350万ですが、地域活性化事業費、商店街のクリーンアップ、宮古港海戦の 130周年記念事業に対する補助の決定でございます。 次のページでございますが、県の委託金の教育費委託金40万は、少年教育実施事業40万、津軽石宮古地区のいきいきコミュニティー事業でございます。 14款の財産収入、1項の財産運用収入の利子及び配当金60万ですが、ふるさと宮古創生のオーケストラと歌う会に対する補助金に充てるものでございます。 次の16款の繰入金、1項の基金繰入金、6目のふるさと宮古水と土保全基金繰入 444万 2,000円、わい化りんご、ピーマン等に充当するものでございます。 7目の中山間地域活性化推進基金繰入 247万 5,000円、これもそれぞれ農業関係に充当するものでございます。 それから、繰越金でございますが、 5,221万 8,000円、前年度からの繰越金を充てるものでございます。 18款の諸収入、4項の雑入、5目の雑入に71万 4,000円、高額療養費は乳幼児の療養費、民生費は精薄者、これは水沢の施設の入所者の利用料、教育費の雑入は森林災害の共済金、重茂中学校分でございます。 次の6-8から9ページですが、これは市債でございます。農林水産業債 1,570万、これは2の林道小角柄線関係に 1,570万、それから土木債は 2,250万、岸ノ前ラントノ沢線 2,250万でございます。 以上でございます。よろしくご審議をお願いを申し上げます。 △資料 △資料 △資料 ○議長(蛇口原司君) これより議案第6号に対する質疑、討論に入ります。 田中尚君。 ◆23番(田中尚君) 6-15ページ、8款2項3目道路新設改良費の部分の17節、公有財産購入費でございますけれども、先ほどのご説明でございますと、磯鶏中谷地1号線の道路用地取得費の部分で、これは法面保護のためにというふうなご説明でございましたが、約 224㎡ということですので、これは約60坪近いのかな、560 万ということは大体坪あたり10万近い金額というふうに計算するわけなんですが、法面にしては値段的にはどうなのかなと、ちょっと割高と言いますか、この値段が妥当なのかどうなのかちょっと疑問がありますので、その点のところをもう一度お答えいただきたいと思います。 ○議長(蛇口原司君) 鈴木建設課長。 ◎建設課長(鈴木健市君) お答えいたします。 面積でございますが、224.35㎡、坪に換算いたしますと 67.87坪になります。単価でございますけれども、現在雑種地として2万 5,000円ということで算定してございます。現況といたしましては宅地の庭を構成している部分になっているようでございますので、評定といたしまして前年度は3万 8,000円の宅地として購入しているようでございますが、雑種地との還付ということで2万 5,000円という算定をしてございます。 以上でございます。 ○議長(蛇口原司君) 田中尚君。 ◆23番(田中尚君) この2万 5,000円の算定は、今回買収をするに当たって算定した金額だろうというふうに思うんですが、これはそういうことなのかどうなのか。それから固定資産の課税上、ここは大体評価額というものが当然あるわけでありまして、現在は大体公示価格の70%という部分で、それぞれ市内全域の土地の相場というものがあると思うんですが、それとの絡みでこれが従前も課税上も2万 5,000円の雑種地ということで課税をしていたと。したがって、今回もこの値段で買うんだということであればやむを得ないのかなという気もしないでもないんですが、今回のこの2万 5,000円という金額、これはどこから出た金額でしょうか。 ○議長(蛇口原司君) 鈴木建設課長。 ◎建設課長(鈴木健市君) 固定資産税の評価額から比準してございます。 ○議長(蛇口原司君) 田中尚君。 ◆23番(田中尚君) そうであれば了承したいと思いますが、ただ普通一般的には法面という場合には、こういう坪当たり周辺の宅地の値段にもよると思うんですけれども、高いのか安いのかどっちかというと、ちょっと高いのかなというふうな気がしたものですので伺ったわけであります。 直接予算には関係ないわけでありますが、この剣道大会補助金9万円に関連いたしまして、総合体育館の部分についての質問をしたいと思います。実はこの部分の清掃関係は、去年は大変教育委員会の担当の方もご苦労なさって、今年の3月の予算委員会でも、この仕様書に基づく適正な管理のあり方についてどうなんだということで質疑がそれぞれ行われた部分がございました。10年度になりまして、新しく市民体育館の清掃の問題につきましては、予算委員会の席上私は何の気もなく聞いておったんですが、体育協会に入札事務も含めて委託をすると、こういう答弁だったように記憶をしております。その後、体育協会がこの入札を実際に行いまして、結果的には非公式な情報でありますけれども、予定価格の 1,700万円に対して 1,640万と、予定価格の上限に対して60万円しか違わない形でAならAという業者が落札をしたというふうに聞いておるわけなんです。そこで私が伺いたいことは、今全国の地方公共団体、特に公共事業に関して、業者間の談合を排除するためのいろいろな努力が今行われておりますし、建設省にいたしましても予定価格の事後公表というのは常識になりつつあります。あるところでは入札前に予定価格も公表して様子を見ましょうということになっているようであります。これは何がねらいかといいますと、国民から預かった税金がそういう形で本来の適正な価格を構成する競争の原理が働かないで、不当に高い値段で落札をすると、これをいわば排除するということがねらいであります。そういうことから考えたときに、体育協会がそういう入札事務も市から委託を受けるということになった結果、何が行われたかと言いますと、つまり予定価格、それから最低制限価格というものの設定が行われまして、結果的には先ほど紹介したような形の落札を見ているということなんですが、私は今宮古市の財政が大変容易でないと、そういう状況の中で、本来の意味での価格の競争を保障するようなことで考えた場合に、こういうやり方が本当に適切だったのかどうなのかという点では疑問であります。 したがいまして、この体育館の清掃業務にかかわる部分をそういう民間に入札事務を委託すると、これの積極的な理由は何なのかという疑問がどうしても消えませんので、このことについてのお答えをいただきたいなと思うわけでありますし、同時に、既にこの体育協会が管理委託を受けておりますサンスポーツランドにつきましては、随意契約で清掃業務が、ある業者と行われているというふうにも聞いておりますが、これの事実関係等についても明らかにしていただきたいと思います。 ○議長(蛇口原司君) 中屋教育長。
    ◎教育長(中屋定基君) この問題については、確かに前にも質問受けました。私の方でただいま正しい資料を持ち合わせていません。それで、後ほど調べた上で回答したいと思います。 ○議長(蛇口原司君) 田中尚君。 ◆23番(田中尚君) 市民体育館は市のいわば管理する公共施設であります。当然管理責任は宮古市にあるわけでありますから、それを従来施設の運営を委託しておりました民間の法人であります体育協会に入札事務まで委託をしようというのは、非常に大きな政策決定だろうと私は思うんですよね。ですから、このことを決定する際に、これは教育委員会がたまたま管理している施設でありますけれども、教育委員会だけの内部の議論でそういう決定になったのか、あるいは市の庁議を踏まえてそういう方向が採用されたのか、あるいは担当者の判断で、例えば社会体育課のそのセクションだけでの検討でこういうことが決められたのかという疑問が残ります。私が伺っておりますのはそこの部分であります。資料云々ということではなしに、なぜそういう形の入札まで委託をするという判断が出てきたのか、そのことについて教育委員会内部での協議だけでとどまったのかどうなのかという点については、今お答えがいただけるのではないのかなと思うんですが、いかがですか。 ○議長(蛇口原司君) 松田産業振興部長。 ◎産業振興部長(松田辰雄君) 予算の編成の段階で私がつかさどった部分がございますので、ちょっと経過をお話を申し上げたいと思います。 開館時期についての床等の管理については、初年度から全部体協に委託するのは無理だろうということです。後の一切の管理は体育協会に管理を任せた経緯がございます。2年目からはそのメンテナンス部分等についてもすべて体協にお任せしようということで、それを含めて今回体育協会にすべて委託をした予算になってございます。いわゆるその契約部分だけを体育協会に委託をしたということではなくして、サンスポーツランドと一緒で、随意契約で何でもやっていいんですが、それも含めてサンスポと同じ形の予算の計上の仕方をしたということでございます。 ○議長(蛇口原司君) 田中尚君。 ◆23番(田中尚君) 実は、実際にこの事務を落札請け負いました業者の中に、体育協会の役員の方もおられるということで、いわば一つのサンスポーツランドの場合ですと随意契約でありますから、これはいわば宮古市の希望する値段で入札が可能なやつでありますね。競争がないわけであります。これでお願いしますと。小山田の体育館の場合ですと、形は一般競争入札の形をとったようでありますが、非常に、結果どうなんだという疑問は生じているようであります。3社の値段につきましては、一番低い値段は、これはどこから見てもちょっとなかなか大変だし、私がいろいろお話を伺いましても何か裏がありそうといいますか、本当にその値段でやるとなると、その会社の従業員にとっては労働強化になると。そして待遇面にはね返ってしまうということで、これは一番下の低い値段は問題外というふうに私は思うんです。しかし少なくとも 1,200万円以上の価格の増については、こういうご時世でありますから、きちっとした価格の競争が行われまして、できるだけ経費の節約に結びつくような入札の方法を考えないと、現状ですと来年は当然随意契約という方向に向かうと思うんですよ、体育館も。現にサンスポーツランドがそうだとなりますとね。そうなると、そこに癒着といいますか、その予算が本当に適切なのかどうなのかという疑問が生じてきますので、この辺は少し改善される必要があるのではないのかなと思うのですが、市長はそういう問題が生じておるということにつきまして存じているんでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(蛇口原司君) 熊坂市長。 ◎市長(熊坂義裕君) お答えいたします。 今回の体育館の入札に関しましては体育協会の方に一括お任せしたわけでございますけれども、その入札の件に関しましては体育協会といえども公的な性格を持っていると認識しておりますので、公正、公平に行われたものというふうに考えております。 冒頭議員がお話しされましたように、入札に関しましては全国各地でいろいろと問題点等が指摘されているわけでございます。予定価格の公表等に関しましてもそういった流れになってきておりますけれども、宮古市といたしましても公平、公正が保たれるよう、今内部で検討を進めまして、こういったことにいささかでも疑念を持たれることがないように努力してまいりたいと思っております。 ○議長(蛇口原司君) 田中尚君。 ◆23番(田中尚君) お話をわかりやすくするために私は数字を引用させていただきたいと思うんですが、1,700 万の上限に対しまして先ほど決まった金額は 1,640万ということはお話を申し上げましたが、同時に、それなら最低制限価格は幾らだったのか、つまり失格するですね……それは 1,550万だったというふうに聞いております。わずか 150万の幅しかないような形で、 1,500万で札を入れた業者は失格している。考え方を変えたら、 1,500万の2番目の業者と契約をすれば、 140万の経費の節約ができたという問題なんですよ。その2番目の業者の方も、これで十分従業員の待遇も含めて利益もちゃんと確保できると、こういうことなんですよ。したがいまして、そういう実態が生じている状況の中で入札も一切お任せするということになりますと、もう既に管理を何年か前に請け負っておりますサンスポーツランドについては随意契約でありますから、来年は小山田の体育館が同様に随意契約になっても、宮古市とすれば何も文句が言えないということになるのではないですか。だから聞いているんです。もっと予算を効率的に執行するための方法につきましては、あくまでも管理責任は第一義的には宮古市でありますから、しかも補助金委託料という名前で出ていくわけでありますからね。これはやっぱりその辺の実情をよく検討いただきまして、今年の分についてはもう決まったことですからしょうがないにいたしましても、来年度以降についてはその辺について検討すべきだと、私は強く意見を申し上げておきたいと思います。 終わります。 ○議長(蛇口原司君) 千葉胤嗣君。 ◆1番(千葉胤嗣君) 私からも一つお聞きしたいと思いますが、6-18ページ、10款6項1目、中学校の総合体育大会剣道大会補助金。どのぐらいの学校がこの大会に参加するのかを、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(蛇口原司君) 鼻崎教育次長。 ◎教育次長(鼻崎正亀君) お答え申し上げます。 現時点では、参加校について希望を取りまとめている段階と聞いております。総事業費66万円ということでございます。 ○議長(蛇口原司君) 千葉胤嗣君。 ◆1番(千葉胤嗣君) これの対象は市内の中学校ですか。 ○議長(蛇口原司君) 中屋教育長。 ◎教育長(中屋定基君) これは、岩手県大会でございます。各地区で予選が行われまして、宮古市で県大会を持つということです。参加チームは男女別でそれぞれ45ですから、約90チーム。人数にして生徒は 500人ぐらいです。 ○議長(蛇口原司君) 千葉胤嗣君。 ◆1番(千葉胤嗣君) わかりました。実は、8月28日、29日、30日、これは高校総体東北大会の予選大会が行われます。これは東北の県から全部集まってきてレスリング大会をやるわけでございますが、このレスリング大会は来年のインターハイのプレインターハイということでありまして、予行演習的な大会という形になっております。 それで、実は私はこのレスリング協会の会長を引き受けているわけでございますが、そのプレインターハイという冠があるにもかかわらず、市の補助金が9万円なんですよ。やはり70万ぐらいかかるわけですが、53万円は協会の方で何とかしてくれということで、我々のところに来たわけです。最初からインターハイを誘致したときから、プレインターハイもあるというのはわかっているわけです。にもかかわらず市が9万円、ほとんどを協会で何とかするようにと、広告費を集めてくださいと、そういうやり方というのは非常におかしいのではないかと思うのです。現に協会のメンバーの人たちを集めていろいろ私は、もう決まったことだからやるしかないと、広告費を集めようという話はいたしました。しかし、こういう状態だったら来年のインターハイでもまた相当の経費集めをさせられるのかなというような懸念を抱いている人たちもいます。 しかも、今回このような景気の中でいろいろ広告料をお願いしても、ほいきたと出してくれるような企業というのはなかなかございません。やはり最初からわかっている大会なのだからこそ、もっと、逆に53万円を市が負担しますと、残りの9万円を協会で何とかしてくださいというのが当たり前ではないのかなと思うのですが、その辺、どういうお考えですか。 ○議長(蛇口原司君) 鼻崎教育次長。 ◎教育次長(鼻崎正亀君) お答え申し上げます。 非常に財政が苦しいということで、そのようなことを申し上げたと思いますけれども、その大会を推進する側と、あるいは支援する側との考えでそのようなことを申し上げたと思うんでございますけれども、それについては前向きの姿勢で対応してまいりたいなということでご了解いただければ幸いでございます。 ○議長(蛇口原司君) 千葉胤嗣君。 ◆1番(千葉胤嗣君) 前向きの姿勢で対応していただくのはまことにありがたいと思いますが、いずれ8月28日、29日、30日に大会があるということは決まっているわけです。それに間に合わせるような前向きの姿勢というのが大事でございまして、そうでなければ、レスリング協会の会員でも相当この件に関しては憤りを持っておりますので、決して鼻崎次長をどうのこうのと言うわけではございませんけれども、よろしくお願いいたします。 ○議長(蛇口原司君) 永浦奎輔君。 ◆21番(永浦奎輔君) 幾つか質問させていただきます。 一つは、6-13ページの部分なのですが、今回ピーマン、りんどうの予算がつきました。このように6月に補正でついてくるというのは宮古と田老だけのようです。あとは3月に全部予算措置がなされて、既に支払いもなされているのかなという部分も思いとしてはあるのでございます。 したがって、これからこういうのについては、もう去年からわかっていることですから、当初予算で予算措置をしながら安心して農業に携われるようにすべきものだなというふうに今も思ってございます。 それで、質問なんですが、ピーマンについて先ほどハウス導入についてのご説明があったのでございますが、希望をとったらすぐ満杯になったというお話ももれ承っているのでございますが、実際のところ希望に沿った形どおりなのか、それとも希望はまだいっぱいあったのであるが、先ほどの説明の15棟で今年は抑えたという内容になるのか、その辺についてのご説明をお願いしたいです。 ○議長(蛇口原司君) 浦野農林課長。 ◎農林課長(浦野光廣君) 当初の計画であれば、15棟が3年間で、全体で 300棟ということになるわけですが、宮古市の場合は15棟を計画していたものですが、今回は13棟。ただ、面積からしますと、9反歩程度の予定であったものですが、今回85aふえまして、1.26haという状況でございます。 ○議長(蛇口原司君) 永浦奎輔君。 ◆21番(永浦奎輔君) 説明で大体はわかったのですが、ただピーマンについてのハウス導入に当たって、できるのであれば冬場もハウスが使えるようなものの方がいいなというのが、いろいろ希望としてはあるようなんです。というのは、単にピーマンだけにとどまらず、冬場の寒さに耐え得るような生産物を併用でできないものかという希望もあって、今回はしょうがないとして、これからの問題といたしましては冬場に成長させるとすれば、つまり中にもう一区切りの上部なものを入れながらハウスがもてるようなというか、丈夫なものをつくってもてるようにして、中子と言うのですか、また中にもう一張りビニールを足して入れるとかという形にすれば、冬の野菜類もまだつくったりできるのではないのかなという話もあるのです。 それから、しいたけ等についても生産される場合に、それ用ではないということにもなるかもしれませんけれども、そうしたものについてもいわゆる翌春のピーマン生産の時期までにそうしたことを生産できるような施設としても使う方法があればもっといいがなという話もあるので、これからの課題としてそうした点も含めて、農協その他と協議をするお考えはございませんか。 ○議長(蛇口原司君) 浦野農林課長。 ◎農林課長(浦野光廣君) 今後関係者と協議して、よりよい方向に進めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(蛇口原司君) 永浦奎輔君。 ◆21番(永浦奎輔君) ぜひそのようにお願いしたいと思います。 それから、さっき説明であれでしたが、6-15に岸ノ前ラントノ沢線第2工区道路用地取得費というのがございまして、 2,105万 8,000円というのがあるわけでございますが、これについてはさっき部長は墓地、いや違うというぐらいの話で用地取得費ですと改めましたんですが、この面積等、それからmがわかればどのぐらいの範囲の工事の区間について用地を取得したのか。その辺についての説明は全くなかったわけでございますので、そこの点について詳しくお知らせをいただきたいと思います。 ○議長(蛇口原司君) 鈴木建設課長。 ◎建設課長(鈴木健市君) お答えいたします。 面積でございますが、山林宅地、田、畑等ございます。山林が1,556.19㎡、宅地が 59.67㎡、田んぼで627.14㎡、畑で738.53㎡、合計で2,981.53㎡になってございます。この用地等道路延長の関係は、即結びつきませんけれども、法面等もございますので、この面積からだけだと、道路の延長上は出てまいりませんのでご了承いただきたいと思います。 ○議長(蛇口原司君) 永浦奎輔君。 ◆21番(永浦奎輔君) 直接的には面積との関係では出ないにしても、取得したところの用地と、これから道路を新設していく場合のmと言いますか、どれぐらいの計画に基づいて買い取ったのかという部分なんです。 ○議長(蛇口原司君) 鈴木建設課長。 ◎建設課長(鈴木健市君) 関係する部分のmでございますが、約 125mになってございます。 ○議長(蛇口原司君) 永浦奎輔君。 ◆21番(永浦奎輔君) わかりました。一応この部分についてはあれですが、それで、今回は直接予算には関係ないと言えば関係ないようなものですが、ただ水産業振興対策その他産業経済の問題として一言触れておきたいんです。というのは、最近になりまして、水産加工場等の倒産等のうわさが非常にあっちこっちで起こってまいっております。宮古で一番大きいと思われる方も厳しい状況になってきているということもあるようであります。 したがって、私がここで申し上げたいのは、そういう意味では雇用にも非常に大きく絡むので、これらに対する対策本部なり何なりを市当局は設けて、こうしたものが望むところではないのですけれども、ただ倒産等の憂き目を見た際に、そこで働いている労働者が何ともならない、いわゆる次の仕事を見つけるにも困るという状態に追い込まれるということが懸念されるというか、実際にはもう工場閉鎖みたいな形で首になっている人たちもいるわけでございます。あえて企業名は申し上げませんが、しかしそういう内容が相次いで起こりそうであるし、起こっているということははっきりしているわけなのです。 したがって、これは単に水産業界だけではなくて、他の産業にもいろいろ問題がそういう面では起こる状況も、このように経済状況は厳しいですからあるわけで、それらに対して総合的な雇用、経済対策といいますか、そういうものに対する宮古市としての情報収集なり対策を十分とって、事後の働いている人たちに対する対応ができるような、少なくともそういう対策をとる本部なり何なりを設置して、十分に心の問題もありますから、失業した場合にそういう人たちにケアができるような、そういうものを設置していく状況にあるというふうに私は思うのでございますが、いかがなものでしょう。 ○議長(蛇口原司君) 市長。 ◎市長(熊坂義裕君) お答えいたします。 大変厳しい経済状況であるということ、本当に私も憂慮しておりまして、この4月から産業振興部という形で商工観光、水産、農林と、一つの課になったわけでございます。その産業振興部の中で対処してまいりたい、情報収集に努めながらやってまいりたいというのが一つです。また同時に、商工会議所等に働きかけまして、できる限り情報収集といいますか、そういった対応ができるような体制を働きかけて、商工会議所内にももしつくっていただけるような状況であれば考えてまいりたいというふうに思っております。 いずれにしろ私どももできるだけ努力をしたいと思います。 ○議長(蛇口原司君) 岩間弘君。 ◆17番(岩間弘君) 1点だけお伺いしたいと思います。6-17、住宅管理費の委託料、市営住宅明渡請求訴訟委託料 154万 4,000円。先ほどのご説明ですと、5軒中4軒和解が成立したということで、残りの1軒についての委託料だというご説明だったと思うのですが、やはりこういうふうに毅然たる態度をとれば、相手もこたえてくれると思うんです。だから、担当者の方には敬意を表するわけですが、やがて12月の決算になるというと、我々がびっくりするほどの件数、金額が出てくる。住宅使用料ばかりでなく、市税や固定資産についても出てくるので、いつもびっくりするわけなのですが、やはり相手のあることで、それぞれ事情もあると思うのですが、相手の実態を調査しながら、余り滞納額がふえないうちに早く手を打つのも一つの解決策ではなかろうかと思うのです。 154万 4,000円の内容につきまして、差し支えない範囲で内容をもう少し教えていただけませんか。 ○議長(蛇口原司君) 伊藤都市整備部長。 ◎都市整備部長(伊藤行雄君) お答えいたします。 当初、内部で7人という候補の中から訴訟等、強制執行ということで、それなりの事情を勘案しながら5名に決めまして、即決和解を期待したわけでございますが、1名残った。その内容は大体大まかに申し上げますけれども、弁護士に対する着手金、それから報償金、日当、交通費、それから強制執行される場合の日当、交通費が大体こういう額になるということでございます。個々の額は省略させていただきます。 ○議長(蛇口原司君) 岩間弘君。 ◆17番(岩間弘君) これだけで済めばいいと思っているんです。ご存じのとおり訴訟というのは相手次第で長くかかるんです。ですからなるべくおとなしくお話し合いをして和解が成立すれば一番いいことなんだろうと思うのですが、ご存じのように電気料にしたって、電話料にしたって、2カ月ないし3カ月でも供給をとめられる。国税、あるいは住宅金融公庫の関係ですと、まるで何と申しますか、厳しいと申しますか、たまに裁判所に行くというと競売になっている物件が宮古市内でも常時10件前後あるんです。何も非情な態度でやれとは申しませんが、地元ですから調査すれば相手の実態をよく把握できるだろうと思うんです。それで相手の状態がどうしても滞納に耐えられない、あるいは支払い能力がないというなら、もう免除処分をやるべきところはやって、そして収納率の向上を図らないと、ご存じのとおり宮古市は収納率がすべて県下でビリから2番目ないし3番目です。お粗末だ。それが今までたまりたまってきたのです。住宅使用料にしたって、ここ10年間の数字をずっと見ていますと、どんどん、どんどん件数がふえている。金額がふえている。固定資産税しかりです。黙ってぶん投げておくからそうなるんです。あんまり滞納額がふえないうちに早目早目に手当てをすれば、支払う方もたまってしまうとなかなか払いたくないのが人情です。そういう人情の機微までを勘案しながら、これから一生懸命やっていただきたいなということをお願いしておきたいと思います。 あくまでもこれは相手の実態をよく調査しながらやっていただかないと、何だというような反感を持たれても困るし、宮古市も親方日の丸ではないですから、それこそ親方日の丸で火の車ですから、やはりもう少し皆さんと市民の方々にご事情を説明しながら、何とか和やかな雰囲気で和解にすべて持っていくようにご努力を願いたいということを申し上げて終わります。 ○議長(蛇口原司君) 三上敏君。 ◆3番(三上敏君) 6-11ページの企画費の中の19節宮古広域連携振興協議会負担金7市町村でテレビでの実験をやりたいと、こういうご説明がなされました。この宮古広域圏の協議会という組織の中で、今回宮古市地方振興局管内でテレビ会議を通して各自治体の連絡協調、あるいは情報収集等だろうと思います。大変これは結構なわけでございまして、既に民間の企業ではこれを導入しております。 私が聞きたいのは、これは岩手県の各振興局では宮古が最初でしょうか、それともどこかでやっているでしょうか。 それからもう一つ、今回の負担金は 160万ですけれども、これはこの実験にかかわる部分の予算が大半なのでしょうか。 それから、この実験がもし成功すれば、負担金はいろいろなテレビ等の機材をそろえてしまえば、これは金額は当然少なくなるだろうと思うのですが、そういうような経過を踏まえながらこういうシステムづくりをやるのかどうか。この3つの質問をいたします。 ○議長(蛇口原司君) 細越企画調整課長。 ◎企画調整課長(細越雅佐浩君) お答え申し上げます。 これは実験ではございません。物をもうセットしてしまうという仕組みでございます。県内の状況はちょっと把握してございませんが、トップバッターであろうかと思います。事業費が 2,000万ほどかかります。岩手県がそのうち 1,200万を持って、残りを7市町村が負担をするというものでございますので、設置費用とお認めいただければよろしいかと存じます。 あとは維持管理ですから、通話すれば通話料と申しますか、そういうことでございまして、首長のほかにも、担当課長会議とか、あるいは2、3名の担当者同士で画面を見ながらやりとりをして、一々会議の招集をしなくても、それぞれが所属の仕事場にいて対応できるという便法があるものでございます。 ○議長(蛇口原司君) 三上敏君。 ◆3番(三上敏君) 詳しく説明をいただきましたが、その負担の割合の方で、これは町であろうと村であろうと、市であろうと、財政規模、あるいは人口、これには関係ないように思うのですが、これはやっぱり関係があるのかどうか。 ○議長(蛇口原司君) 細越企画調整課長。 ◎企画調整課長(細越雅佐浩君) 同額でほとんど処理されていると思います。多少の端数の処理で宮古市分があるいはちょっと多いかなと思いますが、ほとんど変わりない割り算で処理されてございます。 ○議長(蛇口原司君) これをもって質疑、討論を終結いたします。 お諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり決しました。--------------------------------------- △日程第2 議案第7号 平成10年度宮古市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(蛇口原司君) 日程第2、議案第7号 平成10年度宮古市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 吉田生活福祉部長。             〔生活福祉部長 吉田 武君登壇〕 ◎生活福祉部長(吉田武君) 7-1ページをお開き願いたいと思います。 議案第7号 平成10年度宮古市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。 まず、第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ 734万 2,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ41億 5,431万 1,000円とするものであります。 平成10年6月12日提出、宮古市長、熊坂義裕。 次に、7-6、7ページをお開き願いたいと思います。 まず、歳出からご説明申し上げます。 1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費 238万 9,000円の補正でございます。これは医療費の適正化特別対策事業でございまして、国の補助によりまして医療費の適正化を図るための費用でございます。それぞれ共済費、賃金、委託料でございます。 次、2項の徴税費、1目賦課徴収費32万 3,000円の補正でございます。これは国保税の2割軽減賦課計算業務にかかる事務費それぞれでございます。需用費、役務費、委託料でございます。 次の2款保険給付費、5項葬祭費、1目葬祭費でございます。 263万円の補正でございます。これは後ほど条例でもお願いすることになりますが、2万円から3万円になった分でございまして、大体年額 350件の推計の中で9カ月分、1万円加算されたことによりまして 263万円ということでございます。 それから、5款保健事業費、1項保健事業費、1目保健衛生普及費 200万でございます。これは備品購入費200 万でございまして、これは在宅療養用具の貸し付けのための備品購入費でございまして、今年度初年度でございます。予定といたしましては社会福祉協議会に委託して電動ベッド、車いす、あるいはエアーマット、歩行器等をそろえるというものであります。 次に、7-4、5ページ、歳入をお開き願いたいと思います。 3款国庫支出金、2項国庫補助金、2目国民健康保険特別対策費補助金 238万 9,000円でございます。先ほど申し上げましたとおり国の全額補助でございまして、医療費の適正化特別対策事業費にかかるものであります。 次の3目の国民健康保険事業補助金 140万でございます。先ほどの備品購入の 200万のうちの7割補助の140 万でございます。 次の8款の繰越金、1項繰越金、1目繰越金 355万 3,000円。これは前年度の繰越金でございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 △資料 △資料 ○議長(蛇口原司君) これより議案第7号に対する質疑、討論に入ります。 田中尚君。 ◆23番(田中尚君) 1点だけ質問させていただきます。といいますのは、後ほどの条例とのかかわりで、葬祭費が 263万円予算計上されているようでありますが、今議会は国民健康保険税の負担の平準化という問題がありまして、法定減免分については国が50%、その他県と市で残りを50%というふうに財源措置がなされると聞いているわけなのですが、その分の補正が今回は出ないというのはいかなる理由でしょうか。 ○議長(蛇口原司君) 大森市民生活課長。 ◎市民生活課長(大森翼君) 本来であれば、おっしゃるとおり補正をするべきだったのでありますが、医療費の推移を見ながら12月議会で補正を諮りたいというふうに考えて、今回提出しませんでした。 ご理解いただきたいと思います。 ○議長(蛇口原司君) 田中尚君。 ◆23番(田中尚君) 本来なら計上すべきものだけれども、医療費の把握が難しいということですので12月というお答えのようでありますが、私は12月もなかなか医療費の確定把握は難しい状況だと思います。医療費そのものを的確に確定するとなると、これはその年度が終わってしまわないことには、確定の把握のしようがないと思うんです。 ですから、そういう意味ではやっぱり今回この形、あるいは少なくとも9月なのか、ちょっとどこの市町村もこういうやり方なのか、私は疑問があります。現実に国庫補助が来るわけでありますから、これは来た時点で計上するというふうに理解していいんでしょうか。それにしても予算というのは必要だと思います。 ○議長(蛇口原司君) 大森市民生活課長。 ◎市民生活課長(大森翼君) 来た時点でというよりも、おっしゃるとおり12月の予定でおりましたのですが、もう一回きちっと検討いたしまして、9月にできるということになれば9月で対応いたしたいと思います。 ○議長(蛇口原司君) これより、議案第7号に対する質疑、討論を打ち切りまして、直ちにお諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり決しました。--------------------------------------- △日程第3 議案第8号 平成10年度宮古市老人保健特別会計補正予算(第1号) ○議長(蛇口原司君) 日程第3、議案第8号 平成10年度宮古市老人保健特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 吉田生活福祉部長。             〔生活福祉部長 吉田 武君登壇〕 ◎生活福祉部長(吉田武君) 8-1ページをお開き願いたいと思います。 議案第8号 平成10年度宮古市老人保健特別会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。 第1条でございます。歳入歳出予算の総額に、それぞれ 7,037万 4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ52億 3,851万 1,000円とするものであります。 平成10年6月12日提出、宮古市長、熊坂義裕。 8-4、5ページをお開き願いたいと思います。 歳入からご説明申し上げます。 1款支払基金交付金、1項支払基金交付金、2目審査支払手数料交付金に49万 6,000円の補正でございます。これは9年度の老人保健医療費の交付金精算による歳入の不足分でございます。 次、5款繰越金、1項繰越金、1目繰越金 6,987万 8,000円の補正でございますが、前年度の繰越金でございます。 次に、歳出につきましてご説明申し上げます。 3款の諸支出金、1項償還金、1目償還金 7,037万 4,000円の補正でございます。これは9年度の老人保健医療費交付金精算による返還金でございます。これは支払基金、国、県へのものでございます。 よろしくお願いいたします。 △資料 △資料 ○議長(蛇口原司君) これより、議案第8号に対する質疑、討論に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) 格別、ご質疑、ご意見がないようでありますので、直ちにお諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり決しました。--------------------------------------- △日程第4 議案第9号 平成10年度宮古市下水道事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(蛇口原司君) 日程第4、議案第9号 平成10年度宮古市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 伊藤都市整備部長。             〔都市整備部長 伊藤行雄君登壇〕 ◎都市整備部長(伊藤行雄君) 議案集の9-1ページでございます。 議案第9号 宮古市下水道事業特別会計補正予算についてご説明いたします。 第1条は既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ 8,000万円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ22億 1,982万 3,000円とするものでございます。 次に、歳出からご説明いたしますので、9-4、9-5ページでございます。 下段の方でございますが、2款下水道事業費、1項下水道整備費、1目施設費、補正額 8,000万円でございます。国の経済対策により事業促進を図るもので、計画に基づき千徳の太田地区と長根の広内モータースから高源機械付近までの下水道管の布設工事をしようとするものでございます。 次に、歳入でございますが、同じページの上の段の方でございます。 3款国庫支出金、1項国庫補助金、1目下水道事業費補助金 4,000万円と8款市債、1項市債、1目下水道事業債に 4,000万円を増額補正しようとするものでございます。 地方債の補正は9-3ページの表のとおりでございます。 議案の朗読は省略させていただきますが、よろしくご審議のほどお願いいたします。 △資料 △資料 △資料 ○議長(蛇口原司君) 議案第9号に対しましては、格別ご質疑、ご意見がないと思いますので、直ちにお諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり決しました。--------------------------------------- △日程第5 議案第10号 宮古市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 ○議長(蛇口原司君) 日程第5、議案第10号 宮古市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 吉田生活福祉部長。             〔生活福祉部長 吉田 武君登壇〕 ◎生活福祉部長(吉田武君) 10-1ページをお開き願います。 議案第10号 宮古市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。 第3条でございます。これは所得割額についての規定でございまして 100分の 9.5から 100分の7に引き下げるものであります。 また第4条は、資産割額についての規定でございます。 100分の50から 100分の15に引き下げるものでございまして、すなわち3条と4条は応能割合を引き下げるためであります。 第5条であります。被保険者均等割額についての規定でございまして、1万 3,500円から2万 2,000円、また5条の2は、世帯別平等割額についての規定でございまして、1万 9,000円から2万 8,000円にそれぞれ引き上げるものでございまして、この規定は応益割合を45%以上にするためのものであります。 第9条でございます。国保税の減額について定める規定でございまして、均等割額につきましては被保険者1人について 7,300円の軽減が図られるものであります。また、平等割につきましては、1世帯について8,200 円の軽減が図られるものでございまして、いわゆる6割軽減から7割の軽減になるものであります。 また、アの被保険者均等割額につきましては、 5,600円の軽減、またイの世帯別平等割額につきましては、6,400 円の軽減が図られ、いわゆる4割軽減から5割軽減になる規定であります。 また(3)は、2割軽減世帯についての規定でありまして、新設されるものであります。 アは1人について 4,400円、イは1世帯について 5,600円の軽減を図るというものであります。 また、2項でございます。これは地方税法第 703条の5、第2項の規定によるものであります。 また、3項は2割軽減の世帯について、軽減を受けようとする場合には、所定の期日までに申請書を市長に提出するという規定であります。 なお、条文の朗読は省略させていただきます。 平成10年6月12日提出、宮古市長、熊坂義裕。 理由。 国民健康保険税の被保険者間の負担の公平を図るため、税率等の改正をしようとするものである。これが、この条例案を提出する理由である。 よろしくお願いいたします。 ○議長(蛇口原司君) 田中尚君。 ◆23番(田中尚君) これは全員協議会でもご説明いただいていましたので、細かな部分には触れませんが、私はぜひこの機会にお答えをいただきたいなという部分がございます。 それは何かと言いますと、一つには、今回の負担の平準化の中身であります。応能部分を従来の所得割の9.5 %を7%、資産割が、これは非常に大幅な減でございまして、50%が15%ということで、実に7割の引き下げということでありますが、一方では応益の部分が上がるということでありますので、参考までに教民と総務の連合審査並びに全員協議会でも明らかになっていない部分ですので、ぜひお尋ねしたいわけでありますが、この法定減免を行う以前の応能部分にかかわる引き下げ総額と、応益割にかかる部分の引き上げの総額が幾らなのか。この分については把握されておられるんでしょうか。これが第1点です。 それから、最終的には7割、5割、2割の法定減免をすることによって、減免の総額が幾らなのか。つまり差し引き総額では、資料をいただいておりますが、2億 4,200万になるということなんですが、単純なふえる分と減らす分は幾らかということと、法定減免による減税分が幾らかという、この3つの数字をお答えいただきたいというのが第1点であります。 もう一つは、今回の負担の平準化というのは、これはなかなか私たちどういうことがねらいなのかなということになりますと、法律では応益応能では50%・50%だと。しかし宮古市の場合には応益の部分が27%前後にすぎないということで、それを見直そうということなんですが、今回45%に引き上げれば7割の軽減措置が受けられるんですよと、あるいは従来なかった2割の軽減も可能なんですよという減免措置がとられるというのは、厚生省からもおいでになっておられる方もおりますけれども、いわば全国の市町村に50%・50%をしゃにむに実行させるための呼び水だと。したがいまして、呼び水はいつまでも続くものではないという部分を私は心配しているわけなのです。この7割、5割、2割の法定減免の根拠は何によるものなのか、それから将来これが、たとえば現行の6割、4割に落とされる、あるいは減免制度そのものももっと悪い形になるということがないのかどうなのか。あるいはそういう危惧に対して宮古市はどういうふうな見解を持つのか、この大きな2点についてのお答えをいただきたいと思います。 ○議長(蛇口原司君) 大森市民生活課長。 ◎市民生活課長(大森翼君) まず、応能割の引き下げによる減税の部分でありますが、3億 9,973万 5,000円の減税になる見込みでございます。それからもう一つ応益の方ですが、2億 6,076万円の増税になる見込みでございます。それから法定軽減と言われる部分ですが、1億 391万 1,000円の軽減が図られるというものでございます。それから、最後の7、5、2の軽減の根拠法令でございますが、地方税法 730の5と、それを受けまして地方税法施行令第56条の89で7、5、2というふうになれというふうに規定してございます。 それから、現行の条例で言いますというと、現在の率で申し上げますと軽減が5割と3割なんですが、地方税法附則の9条でもって当分の間10分の6と10分の4、6割と4割にすることができるというふうに書いてございます。それでこの5割、3割が6割、4割とすることができるというのは当分の間ということでありまして、附則で規定されておりますが、今回の7、5、2になるというのについては、直接地方税法の本文規定から引かれまして、それからいきました地方税法施行令で決められておりますので、当分の間というのとは違って、この改正に手をつけるというのは、それこそ当分の間ないのではないかというふうに考えておりました。 以上でございます。 ○議長(蛇口原司君) 田中尚君。
    ◆23番(田中尚君) これは、特に7割、5割、2割の部分なんですが、これが今例えば非常に国の方も……これはもともと国民健康保険事業に対する厚生省、つまり国の方の負担を減らそうという背景がございまして、それを加入者の市町村、つまり保険の事業主体であります宮古市や県並びに加入者の負担増加で今日までしのいできたというのが実態でありまして、もともとは本来の制度である国の方がきちっと手当てをすれば、こんなにまで一方では国保税の滞納がふえたり、あるいは加入者の中からは税金が高いという苦情は生まれなかったものであります。そういう問題点があります。 加えて今回の税率の改正案でありますが、私は例えば隣の新里の資料もいただいておりますけれども、新里ではどういう対応をしたのかと言いますと、議会の方に、当局が検討した最終的なA案、B案、C案、この3つの平準化のケースを議会に提示をして、その中から当局がよいとする案を説明をして議会の了承をいただいたというふうに聞いております。 宮古市の場合にはこういう決定をする前に担当の者に伺ったら、何か60何ケースもいろいろな想定をして、いろいろ数字が出たり入ったりして大変ご努力をなさったというふうに聞いておりますが、それを踏まえてこういうふうにしようという段階では、私は一つは当局の方でもいろいろ検討をして、これかな、これかなというケースがあったと思うんですが、その中で絞り込む際に参考までに、たとえば他のケースとしてどういうふうな平準化のケース--これは当局寄りの表現で私は言っていますけれども、そういう中身も本当は出してほしかったなという思いがします。なぜそういうことを言うかといいますと、例えば応能割の部分の税率ですね。これは 9.5%の所得割、 2.5ポイント引き下げになっておりますけれども、次の資産割というのは、いわば資産のない方には全然関係のない引き下げ項目です。そうすると、今回応能割の部分でも特に資産をお持ちの方に配慮した、優遇したという内容なんですね。私はこの部分が、資産割をいきなり15%でなくて、たとえば半分、25%で、その分を所得割の方をさらに6%とか、5%とか、そういう組み合わせのケースも応益応能を45%に持っていく場合のケースとすれば考えられたのではないのか。所得割をそういう形で引き下げた方が一番公平なんです。負担の公平を考える場合には、やっぱり収入に対してどういう税率を採用するかということが、最も公平な税率の見直しではないのかなと思ったのでそういうふうに聞いているわけなんですが、今回は非常に資産割を劇的に引き下げたという部分の考え方というんでしょうかね、これは、例えば所得割の方を5%なり、あるいは半分の4.75にしても目的は達せられただろうと思うんですが、それには資産割の方を上げなければならないというふうになるわけですね、単純に言えば。その辺のところも、係はやったんだそうです。資料は出ているんだそうです。でも最終的にこういうことを選択したという部分の説明を一言聞いておく必要があるのかなと思いますので、課長は4月から赴任されておられますけれども、この点についてはむしろ助役さんあたりがあるいは詳しいのかなと思ったりもしているんですが、ひとつお答えいただきたいなと思います。 ○議長(蛇口原司君) 田中君に申し上げますが、あなたは全員協議会に欠席していましたね。             〔「いいえ、いました」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) おりましたか。この応能応益の関係等委細に説明をしたはずですがね。 大森市民生活課長。             〔「それを踏まえて私は質問しているつもりです」と呼ぶ者あり〕 ◎市民生活課長(大森翼君) 確かに案としましては、最初64案から32案に絞り込んで、ご承知のとおり、この国保税の構成は所得割、資産割、均等割、平等割という4つの要素がありますので、それらの組み合わせをやって応益割で45%に持っていくというのがすっと出てくるようなわけにはまいりませんで、いろいろ試算をして算定したわけです。そうやって絞り込んでまいりましたのですが、確かに案の中には資産割20%とか30%というのがありましたんですけれども、ただいろいろ組み合わせてみますというと、どうしても低所得者が高くなって増税になるということになりますので、基金も含めて考えましたんですけれども、資産があって低所得という方、せめてその辺も配慮する必要があるんじゃないかなということで資産割を15%まで下げた経過がございます。 それからご指摘のとおり、この国保税を一番担っているのが所得割でありまして、大体50%ぐらいは占めているわけなんですが、ただこれが先ほど申し上げましたように所得割と資産割で3億 9,900万減税になる。その中身は申し上げませんでしたが、所得割で2億 961万 6,000円の減になります。それから資産割で1億9,011 万 9,000円の減になります。こういうふうに所得割の方では 9.5%から7%、 2.5%下げただけで2億9,000 万の影響があるわけです。それから、資産割の方はそれこそ35%劇的に下げても1億 9,011万 9,000円の減税ということで、資産割を上げて所得割をおろすという作業がなかなか、作業というよりも今までもそうなんですが、所得割を依然として主たる財源にしたいという考え方もありましたし、先ほど申し上げましたように資産割が、所得がない人たちだけでも最終的に減税が図れるような数字ということで15%を選んだ結果でございます。 ○議長(蛇口原司君) 田中尚君。 ◆23番(田中尚君) 宮古市議会は、最終的な質疑、討論という部分まで要求されておりますので、私はもう質疑は以上で終わりまして、これに対する意見を述べさせていただきたいと思うんですが、全体が当局の表現によりますと平準化と、実際は引き下げという内容でございますので、いろいろ応益割を引き上げる部分とか、国保税のあり方につきましてはいろいろ意見ございますけれども、本案につきましてはそういう問題点を指摘した上で賛成したいということを申し上げておきたいと思います。 以上です。 ○議長(蛇口原司君) これをもって質疑、討論を終結いたします。 お諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり決しました。--------------------------------------- △日程第6 議案第11号 宮古市乳幼児、妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例 ○議長(蛇口原司君) 日程第6、議案第11号 宮古市乳幼児、妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 吉田生活福祉部長。             〔生活福祉部長 吉田 武君登壇〕 ◎生活福祉部長(吉田武君) 11-1ページをお開き願いたいと思います。 議案第11号 宮古市乳幼児、妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。 本案は、医療費助成の対象となる乳幼児の範囲を4歳未満児まで拡大するものであります。また、条例改正によりまして、給付が拡大される2歳児及び3歳児につきましては、1カ月1医療機関当たり 500円を受益者の自己負担とすることで、8月1日から実施するものであります。なお、条文の朗読は省略させていただきます。 平成10年6月12日提出。宮古市長、熊坂義裕。 理由、乳幼児に対する医療費の助成について、その対象年齢を拡大するとともに、所要の改正をしようとするものである。これが、この条例案を提出する理由である。 よろしくお願いいたします。 ○議長(蛇口原司君) 本案については、格別ご質疑、ご意見がないと思いますので、直ちにお諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり決しました。--------------------------------------- △日程第7 議案第12号 宮古市国民健康保険条例の一部を改正する条例 ○議長(蛇口原司君) 日程第7、議案第12号 宮古市国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 吉田生活福祉部長。             〔生活福祉部長 吉田 武君登壇〕 ◎生活福祉部長(吉田武君) 12-1ページをお開き願いたいと思います。 議案第12号 宮古市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。 本案は、厚生年金保険法等の一部を改正する法律による所要の改正と、被保険者が死亡したときに支給する葬祭費の額を2万円から3万円に引き上げるもので、7月1日から施行するものであります。 なお、条文の朗読は省略させていただきます。 平成10年6月12日提出。宮古市長、熊坂義裕。 理由、葬祭費の額を引き上げるとともに、所要の改正をしようとするものである。これが、この条例案を提出する理由である。 よろしくお願いいたします。 ○議長(蛇口原司君) 本案についても、格別ご質疑、ご意見はないと思いますので、直ちにお諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり決しました。--------------------------------------- △日程第8 議案第13号 宮古市固定資産評価員の選任に関し同意を求めることについて ○議長(蛇口原司君) 日程第8、議案第13号 宮古市固定資産評価員の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 鈴木総務企画部長。             〔総務企画部長 鈴木英夫君登壇〕 ◎総務企画部長(鈴木英夫君) 議案集の(3)でございます。13-1ページをお開き願います。 議案第13号 宮古市固定資産評価員の選任に関し同意を求めることについて、ご提案申し上げます。 議案を朗読して提案とさせていただきます。 次の者を宮古市固定資産評価員に選任することについて、地方税法(昭和25年法律第 226号)第 404条第2項の規定により、議会の同意を求める。 住所   岩手県宮古市小山田二丁目3番30号 氏名   君澤清吾 生年月日 昭和16年9月21日 平成10年6月12日提出。宮古市長、熊坂義裕。 参考として、略歴書を添付してございます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(蛇口原司君) お諮りいたします。 本案は原案どおり同意することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり同意することに決しました。 暫時休憩いたします。             午後2時50分 休憩             午後3時05分 再開 ○議長(蛇口原司君) 休憩前に引き続いて会議を開きます。--------------------------------------- △日程第9 発議案第4号 総務常任委員会における情報公開制度の調査研究について ○議長(蛇口原司君) 日程第9、発議案第4号 総務常任委員会における情報公開制度の調査研究についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 田中尚君。             〔23番 田中 尚君登壇〕 ◆23番(田中尚君) 発議案第4号の提案理由の説明をいたしますが、朗読して説明としますので、本日の会議におきましてご賛同いただきますよう、議員各位のご理解とご協力をお願いいたします。 発議案第4号 平成10年6月12日。宮古市議会議長、蛇口原司殿。 提出者、宮古市議会議員田中尚。賛成者、同じく坂下正明、同じく山口豊、同じく竹花邦彦、同じく岩間弘、同じく大久保博。 総務常任委員会における情報公開制度の調査研究について。 標記について、別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。 別紙。 総務常任委員会における情報公開制度の調査研究について。1.調査理由 地方分権が叫ばれる今日、地方政治への住民参加と議会活動の活性化を図るため、「行政情報の公開」を保障する「情報公開条例」の制定促進とその内容についての調査研究を行う。2.調査事項 情報公開の対象事項と条例制定後の住民意識の変化など、先進地の事例をもとに情報公開行政のあり方についての調査研究。3.調査期限 上記調査事項が終了するまで、閉会中もなお調査することとする。 以上でございます。 ○議長(蛇口原司君) ご意見ありませんか。 成ケ沢仁明君。 ◆25番(成ケ沢仁明君) ただいま総務常任委員会の委員長さんから情報公開制度の研究調査のための常任委員会として研究をしていくということでございますが、情報公開制度に対しては、私は反対するものでも何ものでもございません。そしてまた、宮古市におきましても12月定例議会をめどに情報公開制度を議案として提案するというように伺っておるわけでございます。 ただ問題としたいのは、発言として委員会から出てきたわけでございますが、宮古市議会における会議規則におきましても、いろいろと議会活動の中における請願、陳情等の付託事項等も法的に定められており、そしてまた委員会条例におきましても、委員会活動の中における委員会に与えられたおのおのの問題点があるわけでございますが、そうしたことによっては各委員の提案によって問題点、そうしたことも話し合える実態になってきているわけでございますが、ここにきて特別に発議案として出されるのにつきましては、若干の問題と申しますか、問題ではございませんが、こうしたものを出すならば、おのおのの4つの委員会が足並みをそろえてやるなり、議員の申し合わせ事項等でこうしたものを整理しながらやってほしいなと思うわけでございます。 確かに各委員会における活動につきましても、今年2月の全国市議会議長会の都市行政問題研究会において地方分権と市議会の活性化に関する調査研究報告書が出ておりますが、その中にも常任委員会の所管事項の調査を活発化させるためにも、こうしたことも必要であるということは、確かにそういう面においては法的にも何ら問題はなかろうと思いますが、しかし単なる一委員会がはし走ってと言えば申しわけございませんが、こうしたことをやるならば、各常任委員会が足並みをそろえてできる体制をつくってほしい。そのためには全員協議会を開くなり、何らかの方法もあろうと思うわけでございます。ただ、常任委員会においてこうした活動もできるのに、これをあえて発議案として出す裏には何があるのか、私が考えても考えつかないわけでございますが、費用弁済、または公務災害等の問題もあろうかと思いますが、そうしたことについても各常任委員会の活動においては保障されると思っておるわけでございます。 そういう中において、特別に発議案としてこの制度を、こうした研究をするということには若干の異論を感じますし、先ほど議会運営委員会を開催した中においても、やるならば各常任委員会の足並みをそろえた方向で欲しいという意見もありましたし、またこれを出すに当たっての委員の方々からも若干のいろいろな問題もあったので、ひとつ議長におきましては、この取り扱い、継続審査にするなり、休憩をして全員協議会でやるなり、議長の判断をよろしくお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(蛇口原司君) ほか、ご意見ありませんか。 千葉胤嗣君。 ◆1番(千葉胤嗣君) 意見を述べさせていただきます。 本日この場に来まして、突然総務常任委員会からこのような発議案が出されたわけでございますが、今、この情報公開制度ということは、日本全国津々浦々で大変大きな問題になっていることでございます。それゆえに我々議員全員が大変、今後この情報公開制度についてやはり勉強していく必要があるのではないかと思っているさなかに、総務常任委員会の皆様からこういうような提出をされたということは、甚だ遺憾でございます。 したがいまして、今成ヶ沢議員がおっしゃるとおり、やはり全員協議会を開くなりして、もう少し議論を深める必要があるのではないかと私も考える次第でございます。 終わります。 ○議長(蛇口原司君) 田中尚君。 ◆23番(田中尚君) お二方のご意見を伺いましたが、発議者であります私並びに総務常任委員会の論議の経過は、従来常任委員会が住民からの請願、陳情、あるいは議員発議の意見書の審査のみにとどまると、そういう状況から、もっと本来の議会を活性化しようという中で、どういうふうな手順を踏むことがそれを可能にするのかということで議論をしてきた中では、やはり総務常任委員会に本会議の議決を踏まえて付託の手続をとってそれぞれのテーマごとに絞ってやっていこうというふうになったわけでありまして、ほかの常任委員会に対して配慮がないとか、そういう問題ではもともとないということは、この機会に私は言っておきたいと思うんです。 従来、宮古市議会の常任委員会の各年度における視察が、年度当初のこの視察は公務である旨を議決すると、こういう形で対応しておりますけれども、本来はそういう形ではなくて、4常任委員会がそれぞれことしの常任委員会としての所管事務にかかわるテーマ、調査事項を絞り込んでいただきまして、ことしは例えば教民はこういうことをやろうと、あるいは建設はこういうことをやっていこうということが、本来の議会の姿ではないのかなというふうに私は思っておりまして、3月の議会のときに本当は議論にすべき中身だったわけでありますけれども、いずれ6月議会に当たりまして、改めてこの問題、議員の皆さんにお諮りをしましたら、情報公開、これに絞ってやろうということになったものでありまして、そういう意味ではご理解をいただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(蛇口原司君) 三上敏君。 ◆3番(三上敏君) この問題は非常に研究を要する問題でございますので、発議案として出されたことに対しては、内容については何ら異存がないのでございまして、その取り扱いの賛否両論の現実的な問題になっております。 したがって議長においては、休憩をして相談をしたいと、こういう申し入れをしたいと思います。 ○議長(蛇口原司君) 暫時休憩いたします。             午後3時15分 休憩             午後3時33分 再開 ○議長(蛇口原司君) 休憩前に引き続きまして会議を開きます。 田中尚君。 ◆23番(田中尚君) 先ほど休憩をとっていただきましたが、休憩中にいろいろ各議員の皆さんとの意見交換をいたしました。結論は、議長に任せようというふうな意見もございましたが、議長は途中から議長席に着席しておられまして、一体どういう方向が出るのか定かでないという状況であります。ただ、議長が当初お話をいたしました中身は、このまま流しておけというふうなお話でございました。そういうふうな処置になりますと、今回の発議案につきましては事実上、物理的に、日程的にその生命を失ってしまう、そういう内容がございますので、その問題につきましては各委員の皆さんにもご理解がいただけたものというふうに思います。 結論とすれば、例えばこの発議された案件をどうするかということになりますと、二とおりの方法が考えられると思います。一つは本会議で採決で決するという方法。もう一つは、他の議員の皆さんの真意は、事前に総務常任委員会のこういう形にするについて、他の常任委員会も足並みをそろえてそういう形に踏み出すのが本来の筋だろうと。その点では配慮が足りなかったのではないかという指摘も受けました。 したがいまして、それを生かす方法とすれば、今回は継続にして、臨時議会を急いで持っていただいて、その間各4常任委員会がそろって今年の視察テーマを決めるということで決着を見るか、いずれかであります。 議長の当初の結論でない方向でのご配慮をお願いしたい。 以上でございます。 ○議長(蛇口原司君) 私からご相談申し上げますが、異論がいろいろありまして、これを今直ちに即決するというわけにもいきませんし、かつまた審議未了にして廃案にするわけにもいかないので、皆さんでもって慎重に審査するために時間を置かなければならない。したがいまして、本日は継続審査にすると。次の議会までに全員による継続審査を閉会中において行いまして、次回において結論を出したい、かように考えておりますが、いかがでしょうか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしの声でありますので、全員による継続審査にすることに決しました。             〔「議長横暴」と呼ぶ者あり〕             〔何事か発言する者あり〕--------------------------------------- △日程第10 請願第2号 消費税減税と食料品非課税に関する請願(総務常任委員会委員長報告) △請願第3号 恒久的所得減税等に関する請願(総務常任委員会委員長報告) ○議長(蛇口原司君) 委員会付託事件の審査報告を議題といたします。 日程第10、請願第2号 消費税減税と食料品非課税に関する請願、請願第3号 恒久的所得減税等に関する請願について、総務常任委員会委員長の報告を求めます。 田中尚君。             〔23番 田中 尚君登壇〕 ◆23番(田中尚君) ご報告をいたします。 平成10年6月市議会定例会において、当委員会に付託された請願第2号 消費税減税と食料品非課税に関する請願及び請願第3号 恒久的所得減税等に関する請願について、去る6月8日委員会を開催し、関係部長等の出席を求め説明を受けるなど慎重に審査した結果、お手元に配付されてありますとおり、請願第2号及び請願第3号はそれぞれ閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。 以上、報告いたします。 ○議長(蛇口原司君) お諮りいたします。 請願第2号 消費税減税と食料品非課税に関する請願について、総務常任委員会委員長の報告は、閉会中の継続審査であります。 委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第2号は総務常任委員会委員長の報告どおり決しました。 お諮りいたします。 請願第3号 恒久的所得減税等に関する請願について、総務常任委員会委員長の報告は、閉会中の継続審査であります。 委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第3号は総務常任委員会委員長の報告どおり決しました。--------------------------------------- △日程第11 請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願(教育民生常任委員会委員長報告) △請願第6号 介護保険実施に関する請願(教育民生常任委員会委員長報告) ○議長(蛇口原司君) 日程第11、請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願、請願第6号 介護保険実施に関する請願について、教育民生常任委員会委員長の報告を求めます。 千葉胤嗣君。             〔1番 千葉胤嗣君登壇〕 ◆1番(千葉胤嗣君) ご報告いたします。 平成10年6月市議会定例会において、当委員会に付託された請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願及び請願第6号 介護保険実施に関する請願について、去る6月8日委員会を開催し、関係部長等の出席を求め説明を受けるなど慎重に審査した結果、お手元に配付されてありますとおり、請願第1号及び請願第6号はそれぞれ採択すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。 ○議長(蛇口原司君) お諮りいたします。 請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願について、教育民生常任委員会委員長の報告は採択であります。 委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第1号は教育民生常任委員会委員長の報告どおり決しました。 お諮りいたします。 請願第6号 介護保険実施に関する請願について、教育民生常任委員会委員長の報告は採択であります。 委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第6号は教育民生常任委員会委員長の報告どおり決しました。--------------------------------------- △日程第12 請願第5号 医療保険制度の連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実に関する請願(教育民生委員会委員長報告) ○議長(蛇口原司君) 日程第12、請願第5号 医療保険制度の連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実に関する請願について、教育民生常任委員会委員長の報告を求めます。 千葉胤嗣君。             〔1番 千葉胤嗣君登壇〕 ◆1番(千葉胤嗣君) ご報告いたします。 平成10年6月市議会定例会において、当委員会に付託された請願第5号 医療保険制度の連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実に関する請願について、去る6月8日委員会を開催し、関係部長等の出席を求め説明を受けるなど慎重に審査した結果、お手元に配付されてありますとおり、請願第5号は閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。 以上報告いたします。 ○議長(蛇口原司君) お諮りいたします。 請願第5号 医療保険制度の連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実に関する請願について、教育民生常任委員会委員長の報告は閉会中の継続審査であります。 委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第5号は教育民生常任委員会委員長の報告どおり決しました。--------------------------------------- △日程第13 請願第4号 労働時間及び雇用に係る労働契約など、労働法制の抜本改正に関する請願(経済常任委員会委員長報告) ○議長(蛇口原司君) 日程第13、請願第4号 労働時間及び雇用に係る労働契約など、労働法制の抜本改正に関する請願について、経済常任委員会委員長の報告を求めます。 岩間久君。             〔15番 岩間 久君登壇〕 ◆15番(岩間久君) ご報告いたします。 平成10年6月市議会定例会において、当委員会に付託された請願第4号 労働時間及び雇用に係る労働契約など、労働法制の抜本改正に関する請願について、去る6月9日委員会を開催し、関係部長等の出席を求め説明を受けるなど慎重に審査した結果、お手元に配付されてありますとおり、請願第4号は不採択とすべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。 ○議長(蛇口原司君) 永浦奎輔君。 ◆21番(永浦奎輔君) ただいま経済常任委員長は、慎重に審査した結果で不採択とすべきものという報告でございましたが、紹介議員に私1名になってございますが、私から委員長に対して審議の経過についてちょっとお伺いをしたいのですが、まずもって不採択に至るまでのご論議があったと思うんですが、そうした点について結論で結構ですが、どういうことだったのかということが1点お伺いしたい点でございます。 ○議長(蛇口原司君) 岩間久君。 ◆15番(岩間久君) 簡単にご説明申し上げますが、現在13市あるわけでして、その中で現在まで盛岡と遠野は請願が出てないようであります。それから、6市が不採択の現状であります。継続が2市、採択されたのは2市であります。また二戸は意見書で提出しているようであります。 以上です。 ○議長(蛇口原司君) 永浦奎輔君。 ◆21番(永浦奎輔君) そこで、委員長に対する質問は大体今の説明の内容で委員会の状況は理解したというか、不採択にした経過はわかりましたんですが、この請願書については、極めて重要な内容を含んでいるわけでございます。つまりは、今8時間労働制と、この請願書にもありますように、大きく分けて7項目、小さい①から④まで入れますと11項目の内容になって、極めてその1項目ずつが大事な、労働者だけでなくて、労働者を使う側にとっても、これを野放しにしますと逆に雇用の拡大につながらない、非常に厳しい企業活動が強いられる部分が出てくると思います。 したがって、そういう面も含めまして、私はこの40時間の問題等の1から7番目についての大事な点をしっかり踏まえるならば、各議員の皆さんにはそうした点をご理解いただきながら、この請願の趣旨に沿って請願を、経済常任委員会の報告は不採択でございますけれども、皆さんのご同意を得ながら、これを採択していただきたいということを心から訴え、ご理解をいただきたいのでございます。 女子労働者についても、深夜労働等の問題、男女同じように働かせるとか、いろいろな問題が起こってまいっておりますが、こうした点でもしっかり考えるならば憲法、労働法等から照らしても、非常に厳しいそういう問題がこの請願書の中には訴えられております。 したがいまして、今申し上げたような観点からも、皆さんのご同意を得て、これをどうぞひとつ採択していただくようにお願いを申し上げまして、私の意見というか、申し述べたいと思います。 以上です。 ○議長(蛇口原司君) お諮りいたします。 請願第4号 労働時間及び雇用に係る労働契約など、労働法制の抜本改正に関する請願について、経済常任委員会委員長の報告は不採択であります。 委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第4号は経済常任委員会委員長の報告どおり決しました。--------------------------------------- △日程第14 陳情第1号 国民本意の公共事業と建設行政の民主化に関する陳情(建設常任委員会委員長報告) ○議長(蛇口原司君) 日程第14、陳情第1号 国民本意の公共事業と建設行政の民主化に関する陳情について、建設常任委員会委員長の報告を求めます。 工藤勇君。             〔12番 工藤 勇君登壇〕 ◆12番(工藤勇君) ご報告いたします。 平成10年6月市議会定例会において、当委員会に付託された陳情第1号 国民本意の公共事業と建設行政の民主化に関する陳情について、去る6月9日委員会を開催し、関係部長等の出席を求め説明を受けるなど、慎重に審査した結果、お手元に配付されてありますとおり、陳情第1号は閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。 以上、報告いたします。 ○議長(蛇口原司君) お諮りいたします。 陳情第1号 国民本意の公共事業と建設行政の民主化に関する陳情について、建設常任委員会委員長の報告は閉会中の継続審査であります。 委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、陳情第1号は建設常任委員会委員長の報告どおり決しました。--------------------------------------- △日程第15 意見書案第3号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書 ○議長(蛇口原司君) 日程第15、意見書案第3号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 千葉胤嗣君。             〔1番 千葉胤嗣君登壇〕 ◆1番(千葉胤嗣君) 意見書案第3号の提案理由の説明をいたします。 本案は、先刻採択されました請願第1号の趣旨に基づいて提案するものですので、本日の会議におきましてご賛同いただきますよう、議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げます。 それでは朗読いたします。 意見書案第3号、平成10年6月12日、宮古市議会議長、蛇口原司殿。 提出者、宮古市議会議員、千葉胤嗣、賛成者、同じく佐々木武善、同じく三上敏、同じく沢田勉、同じく城内愛彦、同じく永浦奎輔、同じく野沢三枝子。 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書の提出について。 標記について、別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出いたします。 別紙。 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書。 (趣旨)現行の義務教育費国庫負担制度を引き続き堅持していくことを強く求める。 (理由)義務教育は国民の教育を受ける権利を保障するためのものであると同時に次代の主権者たる子供たちを育成する営みとして、国の将来をも決定する重要な意義を持っている。 日本国憲法が「義務教育無償の原則」を定め、教育基本法が「教育行政の条件整備責任」を明記しているのもこのためである。 現行「義務教育費国庫負担法」は、こうした諸原則を実現することを目的として制定され、「教育の機会均等とその水準の維持向上のために」今日まで大きな役割を果たしてきた。 しかしながら、大蔵省は国の財政事情と財政改革を理由に、義務教育費国庫負担制度の見直しを行い、昭和60年度から教材費、旅費を国庫負担対象から除外するとともに、平成元年度以降も恩給費、共済追加費用の地方一般財源化がなされ、地方への負担転嫁が実施されてきた。 さらに学校事務職員・学校栄養職員給与費「適用除外」も検討されてきたが、各自治体の圧倒的多数の声に示されるような国民世論の盛り上がりの前に、過去14年間にわたり制度維持されてきた。 このような状況にもかかわらず、大蔵省は国庫負担制度の見直し方針を崩さない意向を明らかにし、また、財政構造改革法を受けて第6次定数改善計画も2年延長された。 この国庫負担制度の改変は、義務教育費の地方財政への転嫁となり、ほとんどの学校に事務職員が配置されている現状では、地方財政をさらに圧迫することは明らかである。そしてそのことは、教育の機会均等・教育水準の維持向上を阻むことにもなる。 技術革新、社会変化の著しい今日、学校週五日制など国民の教育に対する期待に応えるため、学級規模の縮小と定数改善、現行の義務教育費国庫負担制度を引き続き堅持していくことを強く要望する。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により、意見書を提出する。 以上でございます。 ご賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(蛇口原司君) お諮りいたします。 本案につきましては、委員会付託を省略し、本会議即決にいたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は本会議即決といたします。 お諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、意見書案第3号は原案どおり決しました。--------------------------------------- △日程第16 意見書案第4号 介護保険実施に関する意見書 ○議長(蛇口原司君) 日程第16、意見書案第4号 介護保険実施に関する意見書を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 千葉胤嗣君。             〔1番 千葉胤嗣君登壇〕 ◆1番(千葉胤嗣君) 意見書案第4号の提案理由の説明をいたします。 本案は、先刻採択されました請願第6号の趣旨に基づき提案するものですので、本日の会議におきましてご賛同いただきますよう、議員各位のご理解とご協力をお願いいたします。 意見書案第4号、平成10年6月12日、宮古市議会議長、蛇口原司殿。 提出者、宮古市議会議員、千葉胤嗣、賛成者、同じく佐々木武善、同じく三上敏、同じく沢田勉、同じく城内愛彦、同じく永浦奎輔、同じく野沢三枝子。 介護保険実施に関する意見書の提出について。 標記について、別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出いたします。 別紙。 介護保険実施に関する意見書。 (趣旨)だれでもが安心して公的介護を受けられる制度を確立するよう、強く求める。 (理由)今や、だれでもが安心して公的介護を受けられる制度の確立は国民的な願いとなっている。 しかし、2000年からスタートする介護保険制度は、保険料、利用料、基盤整備など、多くの問題が山積している。 このままでいけば、必要な介護を受けられない人たちが多数出ることが懸念されることから、国は、下記事項について確立するよう、強く要望する。                 記 1.介護保険にも国負担による保険料減免制度を設けること。 2.保険料未納者へのサービス差し止めのペナルティーは廃止すること。 3.特別養護老人ホーム等、介護に必要な基盤整備を実態に合わせ、国の責任で計画目標を質・量ともに大幅に引き上げること。  その際、国の補助率や補助単価を引上げ、自治体の超過負担をなくし、また、用地費への国庫補助制度を創設すること。 4.現行の福祉水準を後退させないために、所得や生活実態に応じた利用料の減免制度を国の責任で創設すること。 5.介護認定は、身体的面だけでなく、家族、住居、経済状況などの生活実態を総合的に判断するように改め、介護を必要とする人がその実態に見合うサービスを受けられるよう改善すること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により、意見書を提出する。 以上でございます。 ご賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(蛇口原司君) お諮りいたします。 本案につきましては、委員会付託を省略して、本会議即決にいたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は本会議即決といたします。 お諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蛇口原司君) ご異議なしと認めます。 よって、意見書案第4号は原案どおり決しました。--------------------------------------- △閉会 ○議長(蛇口原司君) これをもって本議会に付議されました事件の審議はすべて議了いたしました。 よって、平成10年6月宮古市議会定例会を閉会いたします。             午後4時00分 閉会   地方自治法第 123条第2項の規定により、ここに署名する。       平成10年 6月12日                         宮古市議会議長  蛇口原司                         署名議員     三上 敏                         署名議員     中嶋 榮...